西田 憲生
徳島大学大学院 医歯薬学研究部 医療教育開発センター長
医療教育開発センターは、高度な専門性を備えた医療人と、優れた生命科学研究者の育成を目的として活動しています。徳島大学は、医療系全領域の教育・研究・診療組織が一つのキャンパスに集約されているという稀有な強みを有しています。本センターはこの利点を最大限に活かし、医療系3学部・5大学院研究科および徳島大学病院と緊密に連携しながら、組織横断的な医療系教育を推進しています。こうした連携体制を基盤として、変化し続ける医療環境に対応するため、高校から大学、さらには卒前・卒後に至る「縦断的教育」と、多職種連携による「横断的教育」を統合的に展開しています。
大学院教育においては、e-learningや英語プログラム、Tokushima Bioscience Retreatなどを通じて、研究力と国際性の向上を支援しています。学部教育では、チーム医療入門や学部連携PBLチュートリアルを基盤とした専門職連携教育を段階的に実施するとともに、スキルスラボを活用したシミュレーション教育の充実に努めています。また、模擬患者の方々の協力を得て、医療面接や対人関係能力を育むコミュニケーション教育にも注力しています。さらに、徳島大学病院と連携した卒前卒後一貫の教育プログラムや、理工学部等との連携による医光融合人材育成にも参画しています。2023年に医歯薬学共創プラザへ移転したスキルスラボは、利便性の向上とともに利用実績も増加しており、今後もさらなる教育環境の整備を進めてまいります。
今後も、蔵本地区の特色ある環境を活かし、領域の枠を超えた次世代の医療人育成に邁進するとともに、患者中心の医療を実践できる人材の育成に努めてまいります。皆様の温かいご指導とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。


