とき2014年9月18日(木)~20日(土)
ところリゾートホテル オリビアン小豆島
特別講演「消化管におけるうま味受容―脳腸連関による生体恒常性の調節―」
鳥居邦夫先生(株式会社鳥居食情報調節研究所代表取締役)
参加人数学生25名、教職員ほか14名

平成26年度第10回小豆島リトリートは、栄養生命科学教育部の担当で開催されました。参加者は学生・ポスドク25名、教職員12名、および特別講演者1名の合計38名でした。今回は、留学生の参加がこれまでで最も多く8人となり、急きょプログラムに英語表記を併記しました。

特別講演者は株式会社鳥居食情報調節研究所代表取締役の鳥居邦夫先生にお願いをしました。鳥居先生は、うま味に関する研究で世界的にご高名な先生です。「消化管におけるうま味受容―脳腸連関による生体恒常性の調節―」と題した講演ではグルタミン酸は単なるうま味成分だけでなく、食欲、代謝機能に関連していること、そして脳と腸をつなぐ生体恒常性の調節機構との関連について熱く語ってくださいました。その話の広さと深さは、これまで発表された800編を超える研究論文に裏付けられていました。講演は、懇親会開始の時刻ぎりぎりのところまで続き盛況に終了しました。鳥居先生は、大学院生の研究発表に対しても、ご自身の経験を踏まえ貴重なアドバイスをして頂きました。また、夜の懇親会にも連日参加され、研究に関して大学院生や教員とお酒を交えて熱心に議論され、貴重な体験ができました。

研究発表のみならず、小豆島の自然を生かしたレクレーションも盛況でした。エンゼルロードへの観光、卓球大会など各自楽しんでいたようです。2日目のバーベキューでは、5教育部の大学院生・ポスドクが入り交じり、日本語や英語で交流ができました。